カウンセリングメニュー いろいろな心理療法

• コンパッション・フォーカスト・セラピー（CFT）

  進化心理学に基づく脳の仕組みについて学びながら、コンパッション（自他の苦しみに気づき、それを和らげるために何かしたいと願う動機づけ）にフォーカスします。脳の働きを知り、呼吸法やイメージワークを使って、脳に本来備わっているコンパッション、勇気、知恵にアクセスしやすくします。それを「安全基地」として使いながら、自分を恥じたり責めたりする気持ちを和らげます。脳の仕組みを理解すれば、あなたがなぜ自分を責めてしまうのか、そしてそれがあなたのせいではないことにも気づきます。It’s NOT YOUR FAULT!

  イギリスのThe Compassionate Mind Foundationにおいて、日本人で2人目のCFTスーパーヴァイザーとして認定されました。
  CFT-interested therapist and supervisor directory: Find Compassion Focused Therapy (CFT) interested therapists and supervisors (cfttherapist.com)

  http://cfttherapist.com/ http://cfttherapist.com/na/supervisors/naoko-yamafuji/
• セルフ・コンパッション

  親友や大切な家族に向けるような思いやり、温かさと優しさを自分に向けると、心身の健康が促進されることが多くの研究によって示されています。でも自分に優しくしたり自分を許したりするのは難しいもの。自分を甘やかすことになるのでは？　がんばれなくなるのでは？　弱くなるのでは？　そんな疑問がわきあがります。
  
  実際は、セルフ・コンパッション（自分への思いやり）が高まると、より人にも優しくなり、自分が本当にしたいことをがんばれるようになり、より勇敢に、より強くなれることが研究から明らかになっています。「でも……」という抵抗の気持ちは、あって当たり前のもの。これまであなたを守ってきた大切なものです。自分を無理に変えなくていい。直そうとしなくていい。ただ、これまであなたが十分にがんばってきたことに気づいて「よくがんばったね」と自分に声をかけられるように、「心の筋トレ」をしてみませんか？

• マインドフルネス

  脳は、過去についての後悔や未来についての不安にとらわれるように進化しました。原始時代には、そのほうがよりよく生存できたのです。でも今は？
  悲観的情報、脅威を見つけてそれにフォーカスするデフォルトの脳の使いかたから抜け出し、「今ここ」に意識を向ける心のトレーニングを行います。脳神経学研究や心理学研究から、抗うつ・抗不安効果があること、集中力など仕事のパフォーマンスが向上すること、特に医療従事者の燃え尽き症候群の予防効果があることが明らかになっています。

• フォーカシング

  もやもやとして、まだ言葉にならない感じに注意を向け、「自分が何に悩んでいるのか」「自分が本当は何を求めているのか」「自分には何が必要なのか」に気づいていく心の作業です。悩んでいることを言葉で説明しなくてもかまいません。カウンセラーには言いたくないことを言葉にしないままでもフォーカシングを行うことができます。身体の感覚やイメージ、マインドフルネスを一緒に使うこともあります。

• 認知行動療法（CBT）

  考え方や物事の捉え方のくせなど、自分の持つ考え方や行動パターンに気づき、それを変えられるようにカウンセラーともに練習します。物事を悲観的に捉えてしまう、0か100かで考えてしまう、自分を責めてしまうなどのパターンに優しく気づき、やわらかく変えていけるように支援します。

• 複雑性トラウマ

  いじめの被害、DVや虐待被害、離婚やセクハラのトラウマなど、まわりの人には相談しにくいことを話せる安全な場所をつくります。話す準備ができていないときは無理に話す必要はありません。リラクゼーションやマインドフルネス、セルフ・コンパッションなどのワークを通して、心の安全性をゆっくりと高めていきます。トラウマに関する脳の仕組みを学び、コンパッション（慈悲、思いやり）を自分に向け、恥と自己批判の意識をゆるめられるように支援します。

• お子さんの不登校、発達障害についてのご相談（ご家族）

  子どもが学校へ行きたくないと言う、発達障害があるのではないかと心配、いつもと様子が違う、病院へ行くべきかどうか知りたい、家族の関係について相談したいなど、お子さんやご家族のお話をおうかがいし、継続カウンセリングを行うか、適切な機関をご紹介します。必要な場合は医師への紹介状をお書きします（別料金）。

• カップル・セラピー（70分のみ）

  夫婦、恋人同士など、二人のコミュニケーションがうまくいかないとき、ボタンの掛け違いが起こっているとき、気持ちがすれ違ってどうしてもうまくいかないとき、気軽にいらしてください。二人にとっての「安心」と「安全」を見つけましょう。満たされていないニーズ、期待してしまうこと、本当の気持ち、願い、わかりあえないつらさ、その背景にある悲しみや孤独感を、傷つけあうことなく、温かく伝え合うためのスペースをつくります。

• 発達障害（ADHD・自閉スペクトラム症）

  医療機関ではないので、確定診断や「治療」はできません。あなたの生きづらさ、一歩外を出るだけでも苦しいこと、「ちがう、そうじゃない」「居場所がない」「わかってもらえない」「わからない」、孤独感、劣等感、自己肯定感の持てないつらさ、仕事のしづらさ……。世界に一人だけの自分自身の取扱説明書をつくる、あるいはこの世界の取扱説明書をつくる作業を、武道のコーチにつくようにして、専門家とともに取り組んでみませんか。

• LGBTQ+

  決して病気ではない、何もおかしくない。何もまちがっていない。なのに生きづらく、苦しい。受け入れてもらえない。家族や友達に言えない孤独感、自分らしく生きる上での自分の大切な部分が受け入れられないつらさ……。そのつらさをひとりで抱え、がんばっていませんか？　よかったら、完全に秘密が守られる場所で、どう思われるかということを何一つ気にせず、話してみてください。

• 対人支援職、専門職、経営者、管理職向けのストレスマネージメント・コンサルティング/コーチング

  当機関の利用者には、経営者、医師、弁護士、看護師、心理職、教師などが多くいらっしゃいます。支援者、専門職、管理職ならではの孤独、責務、重圧、ストレスをよりよくマネージメントするために、より集中力やパフォーマンスを向上させるために、特に精神症状や悩みがなくてもご利用いただけます。あなただけのニーズにお応えするオーダーメイドの心理学的専門知識とスキルをご提供します。